A3,お仏壇はどこに置いたらいいのですか?

直射日光を避け、落ち着ける場所にご安置しましょう。

お仏壇の置く場所に関しては、インターネットで検索すると、様々な情報が出てまいります。それらが間違っているわけではないのですが、方角を気にしすぎる必要はありません。

「北向きがは良くない」「御本尊が阿弥陀如来の場合、西方浄土のある西を背に東向きに置く」など、様々な理由が出てまいります。

北向きは良くない?

北向きが良くない理由は、お仏壇の正面が南になり、直射日光が当たりやすいことが挙げられるようです。しかし、光の入り具合、風通しのよさはお仏壇によって変わるのではなく、部屋の作りによって変わります。まずお仏壇をご安置する部屋を決め、その部屋の作りによって決めるのが良いでしょう。その際は、必ず直射日光を避けるようにしてください。お仏壇は工芸品ですし、中にある過去帳や御本尊も紙でできておりますので、直射日光によって痛みが早くなってしまします。

西方浄土をあらわすから西を背にする?

西を背にして西方浄土さいほうじょうどを思うことは良いことだと思いますが、向きにとらわれすぎて、お参りしにくくては本末転倒です。あまり、方角にはとらわれすぎず、あくまでもお参りしやすい場所にご安置するようにしましょう。

お仏壇をご安置するポイント

①人通りの多い玄関先や部屋の出入り口の近くは避ける

お仏壇の前は、心休まる場所です。あまり落ち着かない場所は避けた方が良いでしょう。

②直射日光を避ける

お仏壇や御本尊、過去帳などが傷みやすくなるため、直射日光は避けましょう。

③小型のお仏壇は高すぎる場所、見下ろしてしまうような場所は避ける

最近の家の作りに合わせた小型の仏壇をお迎えする家庭も増えてまいりました。その際は方角よりも高さに注意しましょう。
高すぎるとお給仕も大変ですし、お参りするのも大変です。逆に低すぎて見下ろすようになってしまってもいけません。お参りする際に、軽く見上げる場所にご安置するのが良いでしょう。

お仏壇は家族でお参りする場所なので、個人の部屋ではなくリビングなど、家族が集まる場所にご安置するのもよいでしょう。

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