まったく問題ありません。ぜひご一緒にお参りください。
こういった心配は、割と多く耳にいたします。法要という儀礼空間のことを思ってのお心遣いかと思います。しかし、浄土真宗のご法事では、お子様も等しくご法事の主役なのです。ぜひご一緒にお参りください。
確かに、慣れない空間で落ち着かないこともあるかもしれません。騒いでしまうことも、怖がってしまうこともあるかもしれません。
しかし、子どもたちは大人の背中を見て学びます。自分たちが仏様を大切にしている姿を見せることによって、お子様もまた同じことを大切にしてくれるようになるのです。そして、その後ろ姿は、大人たちが子どもたちにできる大きな贈り物です。
もちろん、怖がってしまったり。お子様がつらい思いをするようなら、場を離れることも大切です。しかし、私たちが先回りをして、お子様が仏様に手を合わせるご縁を奪ってしまうなど、そんなに悲しいことはありません。
実際に私が勤めた法事の中で、「なんだか、お経のリズムが楽しかったみたい」とお声がけをいただいたこともあります。多くのお子様は、大人たちの姿から何かを感じ取り一緒にお参りをしてくれています。
もちろん、泣いてしまうことも、騒いでしまうこともあります。でも、そんなときは、慌てずに「こういったこともある」といった鷹揚な気持ちでお参りをしていただければと思います。
浄土真宗本願寺派の実践運動東京教区委員会では、「お子さんお孫さんといっしょにお参りしましょう」というリーフレットを配布しております。ぜひ一度ご覧いただき、「お子さんお孫さん」と一緒にお参りください。
「お子さんお孫さんといっしょにおまいりしましょう」リーフレット(表)
「お子さんお孫さんといっしょにおまいりしましょう」リーフレット(裏)