お念珠あみあみ

先日の事。

ずうーーーーっと気になっていたことに着手しました。

それは、切れそうなお念珠の修理。

ちなみに、こちらのお念珠は、私が大学院を卒業する直前に恩師から頂いたお念珠。切れそうになったらあみなおして。かれこれ10年以上使っています。

先生がインドに行った時に、持ち帰った金剛菩提樹をお念珠に仕立てたもの。

学生時代に先生からお世話になった思い出も込みで、とても大切にしているものです。

ただ、中も紐ですし、お念珠は使っていたらいつか切れるもの。

なので、大体は切れる前にあみなおすのです。

ちょうど、少し手の空いている日。

娘の宿題を見ながらあみなおすことに。

娘に、

どの紐の組み合わせがいいと思う?

と言って選んでもらいました。

もう、在庫が少なくなってきました。その中で娘が選んだのが上のあみ途中の組み合わせ。

中々、渋い組み合わせ。でも、確かに珠にもあっているしかっこいい。

まず最初にするのは、切れそうなお念珠を切ってしまうこと。

娘の宿題の丸付けをしている間、

じゃあ、このお念珠を切ってください
え?いいの?

ドキドキしながら切っていました。

そしてあみ始め。このころには娘の宿題はとっくに終わっておりました。

なので、横で次に通す珠をもって助手のような役割。

実は、お念珠を編むこと自体はそう難しいことではないのです。何が難しいかというと。

ここに紐を通すこと。ここだけは一つの穴に2つ紐が通るので、テグスなどを駆使して通します。

悪戦苦闘していると、娘がお友達と遊ぶ約束の時間。

あむところが見たい!

と言っていたのですが、遊びに行ってしまいました。

そしてその間私はせっせと念珠あみ。娘に、丸く編むのと四角く編むのどっちがいいかを聞くと

丸がいいかな?

というので円柱状にあんでいきます。

せっせせっせとあみあみあみあみ。完成したのがこちらのお念珠。

ある程度あみあがったら、紐を止めて完成です。

男性用のお念珠はこのように編み上げることが多く、女性用のお念珠は紐房になっていることが多いです。

紐房の取り付け方は知らないのですが、そう難しくないとも聞きます。

もし、ご縁の方でお念珠が切れた。もしくは切れそうという方がいらっしゃったら、お持ちいただきましたら修理をすることも可能です。

ただ、少しお時間を頂戴すると思います。

気になる方いらっしゃったらお声がけくださいませ。

ちなみに、完成したお念珠を娘に見せると。

いいじゃん

この一言で終了。

ちょっぴり肩すかしだった私なのでした。

おしまい。

 

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