2月の掲示「順風にあって淡々 逆境にあって平然 それができれば・・・」

さて、1月も去りもう2月。

一月の後半からは怒涛の忙しさでワタワタしておりました。

さて、今月の掲示は、

順風にあって淡々 逆境にあって平然 それができれば・・・

です。

淡々と、平然と。そうありたいと思います。

しかし、そうあれない自分自身がいるのも事実。

開き直っているわけではありませんが、毎日右往左往している私が実際にいます。

仕事においても、子育てにおいてもうろたえることの多い私。

つい最近も、風邪気味の状況と立て込んだ仕事に挟まれて、

いつもならなんてことない子どもたちのわがままに、イライラしてしまっている自分に気が付いて落ち込みました。

昨年末に行われた慶讃法要の後、嬉しいことに芸人さんとの掛け合いを見た多くの方からお褒めの言葉を賜り、

鼻高々の調子ノリになっていることを、妻の冷静な一言でハッとさせられた時も、自分の軽薄さを痛感しました。

でも、人間ってそんなものなのではないでしょうか。

なかなかそうできない自分であるということを自覚しているからこそ、そうあろうと目指すことができるのではないかと思うのです。

もしかしたら「自分は出来ている」そう思った時点で、成長は止まってしまうのかもしれません。

最近、ラジオCMで

「今日のベストが明日のベストとは限らない。だから常にベターを目指す」

というものをよく耳にします。

私はこのCMが結構好きなんです。高みを目指しすぎると足元がおろそかになる。

ジャンプアップよりもステップアップを目指す方が、より良い結果が得られることもあるんです。

順風にあって調子にのり、逆境にあってうろたえるのが私。

「それができれば・・・」という思いの中で「そうありたい」と目指していく。

出来ない時があったっていいんです。

阿弥陀如来は、そのように心乱れ揺り動かされる私たちの姿を見抜いて

「必ず救い遂げる」

と誓願を起こしてくださいました。

如来のはたらきをそのまま聞かせていただくと、うろたえ揺れ動く自分のすがたが見えてきます。

でも、そのすがたは如来の救いのはたらきに照らされたからこそ見えてきた。

「大丈夫だよ、まかせておくれ」

そのはたらきに抱かれていることに感謝して、日々の生活を自分にできる精いっぱいで一歩一歩進んでいきたい。

そう思い、今月の掲示を

「順風にあって淡々 逆境にあって平然 それができれば・・・」

にいたしました。

 

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