今月の23日、私は静岡県掛川市にあります、蓮舟寺様に布教に行ってまいりました。
こちらのお寺は大変歴史が古く、開基は親鸞聖人のお弟子であります、蓮信様です。
また、こちらのお寺は聖徳太子に大変縁が深く、親鸞聖人の護持仏であった聖徳太子尊像を、開基であります蓮信様に勧請され、寺宝として御安置されております。
そしてまた、聖徳太子への親交の深かった、横須賀藩第13代城主忠成公が画かれた聖徳太子御絵と、同第14代城主忠尚公護持仏の聖徳太子像(木像)が御安置されています。
忠尚公護持仏の聖徳太子像は、大阪勤番の際に、四天王寺大法印登順法師よりいただいた「太子十六歳孝養の像」で、大阪城内・江戸屋敷にて拝礼された後、多くの人々が参詣できるようにと、父である忠成公の太子御絵が安置される蓮舟寺に御安置されました。
蓮舟寺にあります、太子堂は忠尚公の命により、宝暦13年(1763)に太子講により建立されました。以降太子講を中心として、太子法要とご開帳がなされるようになったそうです。当寺の太子堂は安政の大地震で倒壊し、現在は明治13年(1880)に再建されました。
これらのこと、詳しくお知りになりたい方は、蓮舟寺様のホームページを是非ご覧ください。
忠尚公の太子像のご開帳は12年に一度、酉年にされます。今年のご開帳は、明和2年(1765)に始まってから、終戦の年を除いて20回目のご開帳でありました。
私がご縁をいただいたのは、このご開帳法要と蓮舟寺様の秋季彼岸会・永代経法要でした。緊張をしっぱなしで、始まる前に写真を撮れなかったのが残念です。
改めて、聖徳太子がいらっしゃらなかったら、私たちにお念仏の教えが伝わっていなかった。それどころか、仏教も現在の形ではなく、もしかしたらそこに教えはなかったのかもしれないと、感じさせていただく、大変尊いご法縁を頂戴いたしました。
法要終了後、写真撮影をしてもいいということだったので、片付けをするご住職様をはじめとする、寺族のみなさま。そしてご門徒のみなさま、大須賀建築職工組合のみなさまにご許可を頂き、聖徳太子様と一緒に写真を撮らせていただきました。
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