7月の掲示「分かち合いたいのか 自慢したいのか」

かなり暑くなってきましたね。その割に雨が少ないのでちょっと心配です。

近所の畑でも、雨がイマイチで野菜の生育が上手く行っていないような話をしておりました。

さて、今月の掲示は

分かち合いたいのか 自慢したいのか

です。

6月7月と、徳光和夫さんのラジオに出演しているのですが、そこでいただいた質問に答えている時に感じたことです。

私自身が常日頃から意識していることではないのですが、考えてみるとこのことを意識するのとしないのでは、人とのかかわり方が大きく変わる気がするのです。

自分に何かいいことがあった時に自慢をしたくなる。

それは確かにその通りですし、私もそんなことはしょっちゅうあります。

しかし、自慢をしたくなった時には注意が必要です。

「よろこびを分かち合いたいのか、羨んでほしいのか」

一度立ち止まってこのことを考えてみた時に、単純に羨んでほしいだけの時はやめておいた方がいいのだと思います。

自分の話しかしない人、自慢しかしない人の近くにはいたくないですよね。

しかし、互いによろこびを共有できた時には、そのよろこびが自分だけで抱えているよりずっと大きな喜びになります。

互いに互いの幸せをよろこびあえる。そんな人間関係は単なる自慢からでは生まれません。

自分のよろこびを話す時、相手のよろこびの話を聞く。

嬉しかったことが無かったのなら、嫌なこと、悲しいことを聞くのもいいのかもしれません。

分かち合えばよろこびは深まり、悲しみ苦しみは軽くなります。

大切なのは私から相手への一方通行にならないこと。私を中心に置いて話をしないことなのだと思います。

常に人の眼を気にすることは無いのですが、

「これを話したら相手はどう思うかな?」

「どういった反応をしたら、もっと会話が良くなるかな?」

そのように自分ではなく相手に基準を置いて話をしてみるだけで、会話というものはもっと楽しくなるのかもしれません。

とは言っても難しいですよね。

私も、大好きなラジオに出演することが出来た話を妻にもするのですが、大体自慢話になって終わってしまいます。

そんな時の妻の表情は

・・・
坊守

です。

妻の話はあくまでもたとえですが、私自身も

・・・

ていう顔をしている時もあります。でも、させている時の方がずっと多いのかもしれません。

きっと話が上手な方、話していて楽しい方は聞き上手であり、相手のことを考えて話をしてくれる方なのだと思います。

だからこそ、自分に

「よろこびを共有したいのか、それとも自慢したいだけなのか」

と、時々言い聞かせるようにしています。

いきなり出来るようになることではありません。でも、意識しなければ中々出来るようになるものでもないと思います。

そんな自省の念もこめて、今月の掲示を

「分かち合いたいのか 自慢したいのか」

にいたしました。

 

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