5月の掲示「一挨一拶」

5月になりましたね。新しい生活リズムにもようやく慣れてきましたが、

まだまだ、うっかりミスをしてしまうこともしばしばです。

さて、今月の掲示は

一挨一拶(あいさつは心をつなぐ第一歩)

です。

4月に入って、娘の小学校生活が始まりました。

それによって、良くも悪くも変わったのが生活リズムです。

今までは8時過ぎに2人の子どもたちを保育園に送っていたのですが、小学生になった娘は7時45分に家を出て学校へ向かっていきます。

その時間帯は、近所の子どもたちがみんな小学校に出発する時間。

各家庭から子どもたちが外に出てきて、集団になります。

同じように出てくるのが、親たち。

ちょっとした人だかりが5分ほどの間できるのです。

そこでは

「おはようございまーす!」

「行ってきまーす!

「行ってらっしゃーい!」

とたくさんの挨拶が飛び交います。

自分の子ども。ご近所さんの子ども。中高生のお兄さんお姉さん、そして親同士も笑顔で挨拶。

今年に入ってから、この輪の中に入りましたがとても良いものです。みんなで笑顔で挨拶をする。地域が1つになっている気がして、ご近所さんがより身近に感じられるようになりました。

私が小学生のころPTAの標語に「あいさつはこころとこころのつなぎあい」というものがありました。30年近くたって、その標語の持つ意味を再確認しています。

さて、挨拶の語源となるのは禅の言葉なのだそうです。それが

「一挨一拶(いちあいいっさつ」

師匠と弟子の間で押し問答をして修行の深さを試す言葉なのだそうです。「挨」「拶」も互いの心を推し量ることを意味しており、それが転じて「おはよう」「いってきます」「いってらっしゃい」などの声掛けを表わす言葉になったのかもしれません。

同じ言葉でも、表情や言い方で相手の気持ちを推し量ることができる。

挨拶にもたくさんの言葉があると思います。その応え方も様々です。

地域によっては

「おはようございます。今日もいい天気ですね」

「えぇ、おかげさまで」

と答えるような地域もあるのだそう。とてもいいですよね。様々な関わり合いの中で自分がある。他がなくして自らもないのです。

互いに日常的に声を掛け合っていることによって、ふとした時に話しかけやすくなるものですし「1人じゃない」という実感にもつながります。

しかし、大人同士になると

挨拶したほうがいいんだろうか…

と悩んでいるうちにタイミングを逸してしまうこともあります。

だからこそ、子どもたちのするように自然と挨拶をすることの大切さと心地よさを再確認しました。

「おはよう」「いってきます」

挨拶とはちょっと違うかもしれませんが

「ありがとう」「ごめんね」「おかげさまで」

そういった、単純な声掛けが他者との心地よいつながりをはぐくんでくれるのかもしれません。

そう思い、今月の掲示を

「一挨一拶(あいさつは心をつなぐ第一歩)」

にいたしました。

あと、挨拶は防犯にも効果があるそうですよ。

 

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