実家の報恩講でやったこと

これは、実家の報恩講で私が『御文章』を読んでいるところを姪っ子が隠し撮り風にとってくれたもの。

実家の法要での最近の私のお役目は、いつもこういった読物と言われる文章を拝読する作法を勤めること。

ちなみに、『御文章』というのは本願寺第8代の宗主である蓮如(れんにょ)上人が門信徒に向けてしたためられたお手紙をまとめたものです。

午前の法要の後は「無上甚深章(むじょうじんじんしょう)」、午後の法要は「御正忌章(ごしょうきしょう)」を拝読しました。

これは、どちらも「南無阿弥陀仏」の6字について書かれているもので、読んでいてとても有難い気持ちにさせていただきました。

そして、2日目。

2日目は平日の場合は、保育園の本堂朝礼がありそれが終わった後に短めの法要があり『御伝鈔』の拝読です。

実家では上巻と下巻を毎年交互に読んでいます。

こちらも姪っ子が撮ってくれた写真。

隠し撮り風のものもあったのですが、こちらは後ろからで。

『御伝鈔』は、本願寺第3代の宗主覚如上人が記した親鸞聖人の伝記『親鸞聖人伝絵(しんらんしょうにんでんね)』がもとになっています。

『親鸞聖人伝絵』は絵と詞書(ことばがき)が交互になっており、絵だけを抜き出したのを『御絵伝(ごえでん)』文章だけを抜き出したものを『御伝鈔』と言います。

余間に御絵伝を掛け、御伝鈔を拝読するのが報恩講の1つの形でもあります。

今年は下巻の拝読。

親鸞聖人が流罪にあうところから、ご往生、そして廟所が出来上がるところまでです。

拝読した後は、お参りの方に余間に上がっていただいて『御絵伝』の解説。

『御伝鈔』のご文とあわせてお話。皆様熱心に耳を傾けてくれました。

終わった後は

「来年も絶対に来ます!」

と言っていただき、嬉しかったです。

ちなみに慶念寺では『御伝鈔』の拝読は時間の関係で出来ておりませんが、実は全然更新していないyou tubeには全段読み上げている動画をあげています。

興味ある方はぜひご覧になってください。一応リンクを貼っておきます→「慶念寺チャンネル 『御伝鈔』」

ちなみに、全然更新していないので広告が勝手に入っちゃうかもしれません。

さて、私の報恩講シーズンはこれにて終了。

年末に向けて進んでいこうと思います。

おしまい。

 

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