3月の掲示「人と違うなら胸を張って 同じなら肩を組んで」

さあ、もう3月ですね。

暖かい日も少しずつ増えてきました。そして、鼻とノドの不調もかなりのものです。昨日から、鼻うがいを始めてみました。

良くなるといいなぁ。

さて、今月の掲示ですが

人と違うなら胸を張って 同じなら肩を組んで

です。

先日、夕方に子どもたちをかかりつけの小児科に連れて行った帰りの事。

病院に行くときは、いつも車の中ではEテレで子ども向け番組を付けております。

後部座席に座る子どもたちは夢中で見ておりますが、私は運転中。音だけを聞いております。

その時に流れていたのは「おじゃる丸」というアニメでした。結構長く続いているアニメで、なんと1998年からやっているのだそう。

今大学生の姪っ子も、幼いころ一生懸命見ていた記憶があります。

私はいつもは大体聞き流していますし、家で見ている時も一生懸命は見ておりません。

でも、この日はエンディングテーマが妙に心に残りました。それが、今月の掲示。

「人と違うなら胸を張って 同じなら肩を組んで」

工藤静香さんが歌う第27シリーズのエンディングテーマで、昨年の4月から繰り返し流れています。

気になったので改めて歌詞を調べてみると、心がふっと軽くなるようなとても良い歌詞をしております。

その中でもこのフレーズを選んだ理由は、昨今の個性を重要視する風潮の中で、苦しい思いを感じることがあるからです。

それぞれの社会の中で自分自身の個性の無さに悩むことは、誰しもあることではないかと思います。

また、人と違うことに悩むこともあると思います。

逆に、人との違いの無さに悩むこともあると思います。

そんな悩みをそのまま受け入れてくれるような懐の深さを、この歌詞から感じます。

人と違うことがあるなら、個性と胸を張ればいい。

人と同じことがあったなら、仲間だと肩を組んだらいい。

違ってもいいし、同じでもいいんです。

全く同じ人なんていないし、全然違う人もいない。どこかが一緒でどこかが違う。

だからこそ、かけがえのない素敵な自分自身なのだと思います。

この歌の中に「どの道をえらんだって不正解なんてないのです。人生は一度だけ、比べられるものではないのです」

ともあります。心からその通りだと思います。

抱える悩み、湧きあがる喜びを、かけがえのない自分自身だと大切にしていきたい。

そう思い、今月の掲示を

「人と違うなら胸を張って 違うなら肩を組んで」

にいたしました。

 

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・親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要
・春季彼岸会
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