お墓参りで注意をしてほしいこと

さあ、これからお盆の季節が始まってまいります。

お墓参りに行かれる方も多いでしょう。その中で、毎年書いている大事なお話をいたします。

お墓参りに行くときは熱中症対策を万全に!!

作法とかお参りの仕方とかのお話ではありません。ちなみに、お盆の季節になるとテレビでマナー講師の方がお参りのマナーとかのお話を始めますが、参考にならないこともありますので注意しましょう。気になることがあったらお寺に訪ねてみてください。

では、気を取り直していきましょうまずポイントから

①水分補給をこまめにする

お墓参りに行くときに「そこまで動くわけではないから」と水分補給を気にしない方もいらっしゃます。熱中症対策にはのどが渇く前の水分補給が大切。公営墓地の場合、敷地が広く自動販売機がお墓の近くにないこともあります。なので、必ず飲み物をもってお参りするようにしましょう。
私は、墓前でお経をあげる時は「途中でも水分補給をしてください」とお声がけしています。もし気になるようなら、お経の前にお坊さんに尋ねてみてもいいでしょう。
「私が飲めないのに飲むとは何事だ!」とはほとんどのお坊さんが言わないと思います。

②帽子・日傘を忘れない

お墓の周りはほとんどの場合、日光を遮るものが無く直射日光の中でお参りをすることになります。ですので、体力もどんどん消費されていきますし、熱中症の危険も増していきます。ですので、帽子もしくは日傘を用意するようにしましょう。
日傘が無くても、普通の傘でも多少は違いますので日影を用意するようにしましょう。
私は、「合掌の時とお焼香の時以外は帽子はかぶったままで大丈夫です」とお声がけをしています。また、日傘はゴルフ用の大きなものを持って行くようにしています。

③30分以上お参りする時は、出来れば椅子を用意する

30分経ちっぱなしは結構体力を消費します。高齢の方だけでなく、若い方でも夏のお参りは要注意です。キャンプやバーベキューの時に使う折り畳みの椅子を用意しておくと安心です。お参りの方に使っていただけるように、私もなるべく持って行くようにしています。

④納骨などの法要の途中でも絶対に無理をしない

無理をしてお参りをした場合、救急車が必要になることもあります。自分だけではなく、ご家族の方が無理していないかにも注意しましょう。無理をしがちな方がいる際には、事前の準備、当日の声掛けを心がけるようにしましょう。お墓の近くに車を止められる公営の墓地の場合はエンジンをかけて車の中で休むのも良いと思います。

⑤お供物のおさがりを召し上がる際は食中毒に気を付ける

これは、書いてある通りです。夏場は食中毒に要注意です。

⑥お盆だからと無理をしてお参りをしない!

これは納骨の時などによくお話をすることなのですが、お盆だからと体調不良をおしてお参りをなさる方がいらっしゃいます。無理をしてお参りをして体調を悪化させてしまう。こんなに悲しいことはありません。そしてまた、体調不良やお仕事などの都合でお参りをできないこともあると思います。そんなときに何か悪いことがあると「お参りに行かなかったから…」という思いに駆られてしまうことがあります。先だった方々を悪い存在にしてしまうのはいつだって私たちの心なんです。お墓参りは「しなければならない」ではなく「しよう・したい」という思いを大切にしてください。
逆に言えば、お参りをしようと思った時がお参り時!お買い物のついででも、ふらっと近くに行った時でもいいんです。手ぶらでも大丈夫。手を合わせる気持ちが何よりも大切です。

以上です。とくに忘れがちなのが①~③です。事前に準備が必要になるものですし、特に②に関しては「お参りに帽子は」と思う方や、「日傘を持って行こう」と考えが及ばないこともあります。ですので、声を大にして言います。

 

お墓参りの時は、絶対に日傘もしくは帽子を持って行くようにしましょう!!

 

以上、今の段階で私が思いつく限りのお墓参りの注意事項です。

「こんなこともあるよ」という方がいたら、アドバイス頂けると嬉しいです。

大切な方を偲ぶ夏。心静かにお参りできるようにお参りの道具以外の準備も大切にしましょう。

おしまい。

 

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