12月の掲示「日本に上り坂と下り坂どっちが多い?」

もう12月ですね。今年最後の一か月。

毎年12月の掲示の時に書いている気もしますが本当にあっという間ですね。

今年も色々とあり、思っていた以上にバタバタと過ごした1年になりました。

なんと、来年の11月で慶念寺も10周年。そういえば、ご挨拶のページの写真を替えていなかった。やらないと…

さてさて、今月の掲示は

12月の掲示「日本に上り坂と下り坂どっちが多い?」

です。

パッと答えがわかる方もいれば、少々悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

ちなみに、私がこの問題を子どもたちや甥姪に出したときは、けっこう悩んでいました。

答えは簡単。

「同じ」です。

実際に坂の数を数えたわけではありませんが、少し考えてみたらわかります。要は「どちらから見るかによる」という事です。

上り坂も上り切ったら下り坂に見える。逆もまたしかりです。

今自分がどこにいるかによって見え方が代わるだけで、同じものを見ているのです。

立場が代われば物の見え方が代わる。こういった経験をしたことがない方はきっとほとんどいないのではないかと思います。

子どもたちと、子ども向けのテレビ番組を見ていると

これの何が面白いんだろうか…

と思う事が多々あります。逆に自分の見たいテレビ番組を見ていると

これつまんない!
楽しいのに変えて!
息子

と言われることも同様にあります。そう考えると、自分も子どものころに同じように両親や兄姉に言っていたことを思い出しました。

年齢が一番わかりやすいですが、その他にも立場や趣味趣向によってもものの見方は変わっていきます。

そして、その立場や趣味趣向も時とともに変化をしていくのです。

時は絶えず流れていきます。全く変わらないものは、私たちの住むこの世の中には存在しません。

だからこそ、私たちのものの見え方や考え方、価値基準はコロコロ変わっていくのです。

これが私たちの持つ煩悩である「愚痴」の一つの表れなのです。

「自覚して直せ」という事ではありません。むしろ「直せと言われても…」というのが、正直なところではないでしょうか。

大切なのは、「愚痴をもっている自分がいる」ことを自覚し「愚痴から離れられない自分がいる」ことを受け入れることではないかと思います。

誰もが持っているものです。自分が特別に悪いわけではありません。

愚痴からは離れられない私たちだからこそ、互いを思いやり尊重することが出来るのだと思います。

そしてまた、愚痴からは離れられない私たちだからこそ届いてくださる阿弥陀如来のはたらきがあります。

「煩悩を捨てなさい、愚痴から離れなさい」では、私たちはどうやったって救われません。

阿弥陀如来は「愚痴を持つあなたをそのまま抱きとるから。まかせておくれ」と届いてくださっています。

だからこそ、阿弥陀如来にお任せし、私たちは愚痴の中で互いに尊重できる生き方を模索していくことが出来る。

そう思い、今月の掲示を

「日本に上り坂と下り坂どっちが多い?」

にいたしました。

 

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