とうとう今年も残すところあと2か月。もう11月ですよ。
えぇ・・・早いよぉ・・・
さてさて、気を取り直して毎月1日の恒例ブログ。今月の掲示に行きたいと思います。
今月の掲示は
「恩を知って 自らを知る」
です。
子どもたちと過ごしていると、「自分もこうだったなぁ」と思うことがあります。
そして、同じように「親に言われたことと同じこと言ってるな」と思うことも。
先日の事です、保育園でゲームの話になった娘。会話に入れないのが嫌で、知ったかぶりをしてしまったのだそう。
夜、そう言って悲しそうにしておりました。
そんな娘を慰めつつ、
と、聞いてみると
娘は、納得してないのかしていないのか、その後は何かを考えるようなそぶりをしていました。
次の日は、切り替えて楽しそうに保育園に行った娘。その姿を見て
そう思いました。かくいう私も、実は父からよくこういった声掛けをされていました。
子どもの頃の私は、なんでこんな冷たいことを言うんだろうと思っていたのですが、違っていたんですね。
辛い思いをしてまで、今の場所にこだわる必要は無いんです。自分がそのままでいられる場所に行ったらいい。その思いで言ってくれていたことをその時改めて知りました。
幼いころに父から受けた思い、それをあらためて感じることで、今の自分に触れたようなそんな心持ちになりました。
昨年の11月の掲示について書いたブログでも少し触れましたが、11月は慶念寺の報恩講がある月。
報恩という言葉は「カタンニュー」というインドの昔の言葉がもとになっていると言われています。
このカタンニューという言葉には「なされたことを知る者」と訳される言葉です。
何がなされ、今日の状態の原因は何であるかを、心に深く考える。
これによって、今の自分がどうして形作られているのかを感じることが出来るのではないでしょうか。
そう考えてみると、今の自分が本当に沢山の「おかげさま」で出来ているんだと感じます。
今、こうして子どもたちと接しているのも、沢山の方とのご縁を頂いたことも、手を合わせていることも、お念仏を頂いていることも、沢山のご恩があってのことだと思います。
自分にかけられた思いや願いを知ることは、自分自身を知ることにもつながります。
何がどうして今の自分があるのか。
恩を知るということは、自らを知ることにつながるのだと思います。
もちろん、かけられた恩をすべて知ることは難しいです。
でも、ふとした時に、自分のちょっとした言動から、かけられたご恩に気づくことがあるのではないでしょうか。
ご恩を知ることは、自分を形作る「おかげさま」を知ることです。
恩を知って自らを知る。
逆もまたあると思います。自らを省みることによってかけられた恩を知る。
それによって、自分がその恩に応えられるようにすることも出来るし、近しい方に思いをかけることも出来る。
そう思い、今月の掲示を
「恩を知って 自らを知る」
にいたしました。
11月の法話会
11月19日(日)14時より
宗祖報恩講ならびに開所記念法要・入仏式を行います!
来月の法話会は配信をいたします!!御講師には、柏倉学法師をお招きして行います。
オンライン法話会
これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。
ご法事やお葬儀のご相談はお気軽に
慶念寺とゆかりがない方でも、ご法事やお葬儀のご相談はお気軽になさってください。
「火葬だけしたんだけどやっぱりお経をあげて欲しい」「派遣でお坊さん呼んだんだけど、以降連絡が出来ない」
そんなご相談も承ります。もちろん、その他のご相談もお気軽にお尋ねください。相談のみでも大丈夫です。
できる限り丁寧に対応いたします。
の問い合わせフォームからでも結構ですし、お電話でのご相談も承ります。直接いらっしゃる場合は一度ご連絡ください。
些細なことなどありません。気になることは気兼ねなくお尋ねくださいませ。