ブログを書く前から、妻との間でこの話をしたことがありました。と、申しますのも法話をするにあたって、やはり言葉というものは重要です。普段から使っている言葉でもやはり丁寧に内容や由来を確認してお話をする必要があります。それでも、足りない面が多々ある。それが言葉だと思います。
私が学生のころに一時話題になったのが「配偶者をはじめとする自分のパートナーを何と呼ぶべきか」というものです。その中で、一番問題がなくこれがいいという流れになったのが「連れ合い」という言葉でした。この言葉は性別関係なく使えるものですし、連れ合って生きる。どちらにも優位性を見出さない言葉です。ですので、私も「連れ合い」という言葉を使っていこうと思っておりました。
結婚して間もなく、妻に
私「こういった理由から、奥さんとか、妻じゃなくて、連れ合いって紹介するようにしようと思うんだけどどうだろう?」
と聞いてみました。すると
妻「なんかやだ」
私「なんで?理由もはっきりしてるし、これが一番いいと思うんだけど」
妻「それはわかるんだけど、由来がはっきりしている奥さんはともかく、妻っていう言葉も長く使われてきたわけだし、公の場で使う言葉でしょ?理由うんぬん以前に、ぱっと聞いてわからないのは嫌かな」
そう言われてしまいました。実は、こちらのブログではついこの間まで「連れ合い」と書いておりました。しかし、「何も聞かずに進めるのも」改めて妻と話をしてみました
私「連れ合いと妻。どっちで書いたらいい?」
妻「妻で」
よく考えたら、このブログを読んだ方にも「連れ合いって何??」と思っていた方もいらっしゃるかもしれません。一部でしか使われないとまでは申しませんが、あまり一般的な言葉ではない言葉だと思います。
最近考えるのは、私達(お坊さん)の常識やこれが素晴らしいと思っているものが世間の常識や価値観と離れていることがある。だからこそ、押し通すなら理由をしっかりとと思っております。
明日は、なぜ「連れ合い」と呼ぼうと思ったのか(上で触れておりますが…)なぜ妻と呼ぶことに決めたのかを書こうと思います。
十月の法話会。下の画像をクリック(タップ)していただきますと、配信された動画を見ることが出来ます。ぜひお参りください
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