12月の法語は

人間誰しも難ある
(アンガールズ田中さん)
です。
この言葉、お笑い芸人のアンガールズ田中さんがバラエティー番組に出演していた際に言った一言です。正直なところ、妻が見ているのを、別のことをしながら横から観ていたため、内容はあまり覚えていません。たしか、「ついついダラしなくなっちゃう芸人」というサブタイトルでした。
私、アンガールズの田中さん好きなんです。テレビで見ていつも返しの言葉選びが面白いなーと思っています。頭の回転が速いのと、周囲との信頼関係のなせる業ですね。
今月の言葉は、番組内での流れで言った返しの一言です。
「人間誰しも難ある」
すごい力のある言葉だと思います。なんだか、この言葉をはっきりと大きな声で言っている田中さんのすがたに、勇気をもらった気持ちになりました。
人間誰しも難ある。それは自分も例外ではありません。でも、どこかで自分のことを棚に上げて他人を評価している自分がいる。
逆に、他人と自分を比べて自分が劣っている面ばかりが気になって落ち込んでしまう。それが私です。
誰かを攻撃しようと言った気持になってしまった時、「人間誰しも難ある」そう立ち止まれたら「私ももちろん難があるんだ」そう思えたら、どれだけ互いに傷つくことが減るでしょうか。
また「自分にはどうやったって難がある。だからこそ、その難と向き合って生きていこう」そう思えたら自分の中に抱える「難」が自分を動かす原動力になることもあるかもしれません。
私も、私の中の難を抱えてそれをわかったうえで支えてくれる周囲に、そして何よりその難ごと包み込んでくださる阿弥陀様のはたらきに恥ずかしくない日々を送りたい。そう思い、今月の言葉にいたしました。
12月より事前予約制にて、公開講座を再開いたします。詳しくはコチラをご覧下さい。
12月12日(土)14時より
成道会法話会を行います。
