2月の掲示「弱いままで生きていく」

事務仕事やドライブのお供は、もっぱらラジオな私。

その中で、最近好きな歌が出来たので、その歌の歌詞を今月の掲示にいたしました。

「弱いままで生きていく」『コンビニエンスマン』

『コンビニエンスマン』という歌の歌詞です。

気になる方は、是非検索していただければと思います。

曲自体もとても良い曲で、T字路sさんという方が、カバーしている曲がありますので是非聞いてみてください。

この曲の歌詞に同じフレーズで

カーテンの隙間からこぼれる朝日は 弱い自分に弱いという

「コンビニエンスマン」

 

カーテンの隙間からこぼれる朝陽は 弱い自分を抱きしめる 弱いままで生きていく

「コンビニエンスマン」

という個所があります。

弱さを告げ、その弱さごと抱きしめてくれる朝日の描写が私はとても好きなのです。

浄土真宗のお救いは阿弥陀様の「無条件の受容」というお話が前回の公開講座でありました。

煩悩を捨て去ることが出来ず、怒り・そねみ・妬みの心や貪りの心に振り回されてしまう私だからこそ、阿弥陀如来は如来の側から届いてくださっている。

そして、そのお救いに出遇わせていただいたからこそ、私達は本当なら救われるはずではない自分の有様に気づかされるのです。

でも、気づかされた時にはもう阿弥陀如来の救いの中。

「弱いままでもいいよ。煩悩を抱えたままでもいいよ」と阿弥陀如来は届いてくださっている。

それを聞かせていただいた私はどうするのか。

たしかに弱いままです。煩悩も消し去ることはかないません。

ただ、弱いままで生きていく。煩悩を抱えたままで生きていくというのは何も好き勝手にすればいいということではありません。

そんな私の有様に気づかされたからこそ、自分の出来る限り、精いっぱい丁寧に日々を送らせていただくことが大切なのだと思います。

強くなれない私だからこそ、弱さとともに生きていこう。

そう思い、今月の掲示を「弱いままで生きていく」にいたしました。

 

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