もう9月ですね。
お手紙を書くときなどの時候の挨拶は秋なのに、気分はまだまだ夏です。
つまり、暑い。
さてさて、今月の掲示は
「親しいからこそ言えないこともある」
です。
先日、エンディング産業展でセミナーを受けた時に講師の先生が、
「お坊さんは、『ほどよい他者』になりえる」
というお話をしていたのが非常に印象に残っています。
家族だからこそ言えない。親子だからこそ言えない。友達だからこそ言えない。
そういったことは、きっと誰にでもあるんじゃないかなと思います。
そんな時に、心に秘めたおもりを掃き出せる場所ってとても大切ではないかと思うんです。
もちろん、それがお寺やお坊さんでもいいし、そうじゃなくてもいい。
よく行く美容院の美容師さんだっていいし、
行きつけの飲み屋の大将だっていい。
喫茶店のマスターだっていいし、よく行くお店の常連さんだっていい。
不安や、心配事を吐き出せる場所って、とても大事だと思います。
そして、自分自身も誰かにとってほどよい他者でいることも出来るのかもしれません。
「何でも話せる仲」だけが素晴らしいわけではないんです。
親しいからこそ、気の置けない仲間だからこそ話せないことだってある。
「ほどよい他者」の存在が必要な時は、きっとあるんです。
そういう時は、どこか吐き出せる場所を探してみてもいいのかもしれません。
どうしても見つからない時は、是非お寺に頼ってみてください。
慶念寺でもいいですし、築地本願寺も「よろず僧談」というものをやっています。
川崎市でも「相談窓口」と検索してみるだけで沢山出てきます。
親しい人だからこそ、話せないことがあるのは当然のことなんです。
でも、誰かに話したい。
そんな、抱えきれない思いがある時、吐き出せる場所はあります。
慶念寺も、誰かにとって「ほどよい他者」となれるように心がけていきたい。
そう思い、今月の掲示を
「親しいからこそ言えないこともある」
にいたしました。
9月22日(金)14時から、多摩市民館にて公開講座を行います
9月22日に多摩市民館第1会議室にて公開講座を行います。
ご講師は変わらず南條了瑛先生。
今回は第15条を皆さんで学んでまいります。
定員は変わらず30名。
また、同時期に開催されている「親鸞聖人に学ぶ会」主催の『歎異抄に学ぶin多摩』とは一切関係がございません。ご注意ください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
8月の法話会
8月20日(日)14時より
定例法話会(お盆の法要)を行いました!
オンラインでの毎回配信は終了いたしましたが、6月の法話会の動画はアーカイブされています。ご講師に三ヶ本義唯先生をお招きしておりますので、是非お時間がある時にリラックスしながらお聴聞ください。
オンライン法話会
これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。
ご法事やお葬儀のご相談はお気軽に
慶念寺とゆかりがない方でも、ご法事やお葬儀のご相談はお気軽になさってください。
「火葬だけしたんだけどやっぱりお経をあげて欲しい」「派遣でお坊さん呼んだんだけど、以降連絡が出来ない」
そんなご相談も承ります。もちろん、その他のご相談もお気軽にお尋ねください。相談のみでも大丈夫です。
できる限り丁寧に対応いたします。
の問い合わせフォームからでも結構ですし、お電話でのご相談も承ります。直接いらっしゃる場合は一度ご連絡ください。
些細なことなどありません。気になることは気兼ねなくお尋ねくださいませ。