6月の掲示「ポジティブ思考はドーピングだから・・・」

先週は、外に出ていることが多かったので、なかなか趣味のラジオを聞く時間が作れませんでした。

ようやく落ち着いて、ラジオを聴きながら

7月の掲示どうしようかなぁ

と考えていた時に、ラジオから聞こえてきた言葉が今月の掲示です

ポジティブ思考はドーピングだから、無理して使うと大変なことになる(よ)

これは、私が毎週欠かさず聞いている「佐久間宜行のオールナイトニッポン0」でパーソナリティの佐久間宜行さんが言っていた言葉です。

お仕事の後輩の方に時々かけている言葉なのだそうです。

「頑張ります!」私もブログでよく書いている言葉です。

「忙しいのはいいこと」「沢山の責任があるのは信頼されている証拠」などなど。

私も自分に言い聞かせながら「お仕事頑張る!」と言っていることがよくあります。

大変な状況をポジティブに置き換えて、やる気に変える。

これは実際に効果がありますし、大切なことだと思います。

ポジティブ思考は大切。

言い換えは大切なんです。

しかし、考え方を変えても、言い方を変えても、大変なことは変わりません。

だからこそ「ポジティブにポジティブに」としていると、どんどん自分を追い詰めていってしまうのです。

佐久間さんも「ポジティブ思考がダメ」とは言っていない。

「ポジティブ思考を使って無理することは危険だよ」

と言っているんです。

私もこの傾向があります。特に、先日のブログでも書きましたが慶念寺を開いた当初は何もない。お参りも0人。

そんな状態から始まったので「止まったら元に戻ってしまうのではないか。休んだら元に戻ってしまうのではないか」

そんな不安をいつも、心のどこかに抱いています。

でも、不安だからこそ「動くぞ!」というやる気もわいてきます。

不安はやる気のタネになるんです。

でも、この考え方はうまく付き合っていかないと、結局無理を重ねてしまいます。

私もそう。

だからこそ時々

「まあいいか」

というガス抜きが必要なのだと思います。完璧主義は無理が出ます。張り詰めた糸は切れやすいんです。

上にも書きました。考え方を変えても、言い方を変えても大変なことは変わらないんです。

だから、時には無理せず立ち止まる。

これも大切だと思います。

昨年徳光和夫さんのラジオに出演した時に、座右の銘として「人に頼れて一人前」というお話をして「頼られてじゃないの?」と驚かれたことがあります。

そう。無理して倒れてしまったら、その分周りにしわ寄せが行ってしまうんです。

だからこそ、無理をしすぎない。頼るところは頼って、任せられることは任せて。

自分にできる最善をする。それが大事なのだと思います。

実際は、状況によって無理しなきゃならない時もあるんですけどね。

でも、そんなときのために、自分に余裕を少し残しておくことも大切。

いつもポジティブじゃなくたっていいじゃない。

そう思い、今月の掲示を

「ポジティブ思考ってドーピングだから、無理して使うと大変なことになる」

にいたしました。

 

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