8月の掲示「いのちを食べて いのちをつなぐ」

8月に入りましたね。8月の前半は、妻と子どもたちが妻の実家に帰省するため私は寂しん坊主。

本当は一緒に行きたいのですが、私が一緒に行くと長くても2泊3日になってしまう。

8月はお盆があるうえに、最近は8月の終わりから小学校も始まってしまうため、夏はなかなか難しいのです。

だから、子どもたちとテレビ電話をして寂しん坊主期間を過ごそうと思います。

さて、今月の掲示ですが

8月の掲示「いのちを食べて いのちをつなぐ」

です。

ブログなどで時々書いておりますが、今年は沢山の野菜を花壇で育てております。

しかし、やはり思うように育ってくれません。

キュウリは皮がかたくなってしまうし、ピーマンも中々大きくなってくれません。虫よけもなかなかうまくできません。

その他の野菜は順調に育ってくれていますが、これからどうなるか。まだ気を抜くことが出来ません。

野菜を育てるって難しいですね。

やってみて改めて、いつも美味しい野菜を育ててくれている農家さんへの尊敬の思いがわいてきました。

きっと、沢山の時間や労力をかけて育て上げてくれているのだろうと思います。

その時に、ふと思ったのです。

「私たちの食事は、沢山の方のいのちで出来ている」

単純に「食べ物のいのちをいただいている」そう法話で話をしたこともありました。

とても大切なことです。

でも、本当はそれだけじゃない。

食べ物を育てるために、排除してしまった命もあるでしょう。

そして食べ物となる命を育ててくれた方、運んでくれた方、食事を作った方。沢山の方の人生の一部分を私は頂いているんです。

そう考えてみると「いただきます」「ごちそうさま」という言葉は、

沢山のいのちに向けて言う尊い言葉なんだと、改めて感じます。

さて、慶念寺では年に2回夏と冬にお寺おやつクラブを通して、お供物のおさがりを寄付しています。

今年のお盆の法要では沢山のお供えをいただき、23の家庭に送ることが出来ました。

慶念寺の活動に少しずつ共感を頂けていること、とても嬉しく感じております。

箱詰めの作業をしながら、

「顔も知らないどこかの子どもたちが、この箱を開けて笑顔になっている」

そんなことを思いながら詰めていると、こちらも自然と笑顔になってきました。

「いただきます」という言葉が聞こえてくるようです。

誰かのいのちが私のいのちにつながっている。

そして、私たちのいのちもまた、誰かのいのちにつながっている。

あらためて、そのことを味わわせていただきました。

 

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10時30分・13時から
家族葬ホールのぼりとにて
「慶念寺お盆の合同法要」を行います!

お盆の法要となりますので、過去帖やお位牌などをお持ちいただきましたらご安置してお参りいたします。

特に難しい決まりはありません。喪服を着てこなくても大丈夫です。

手ぶらで、普段着でOKです。もしお持ちでしたら、お念珠と式章をお持ちください。

ご希望の方には、お一人につき1本式章を差し上げます。

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