母との小話

 先日は、長念寺の定例法座があり、娘と二人で実家にて夕飯を食べました。と、申しますのも息子はこのところの寒暖差にやられてしまい。ちょっと体調を崩してしまっているのです。あまり、家族で分散しての行動はしないのですが、今回ばかりは仕方がありません。

 さて、タイトルですが、最近自分の文章を読んでいて「面白くないなー」と思っていたので、ちょっとテンポの良い会話風にして、私と私の母とのちょっとしたやり取りをご紹介しようと思います。きっと読み終わった後、私の「どうですか?」という顔が浮かんでイラっとする方もいるでしょう。

 実家の定例法座の日の夕食は、鮭とアスパラの肉巻きのフライでした。

私「うん、鮭のフライ美味しいね」

母「あ、そうだ、あんたはんぺんにチーズ入っているやつ食べる?」

私「食べるよ。娘も食べると思う」

母「じゃあさ、あんた、はんぺんもらっていってくれない?」

私「いいよ。むしろ有難う。でも、なんではんぺん?」

母「いや、今日フライにしようと思って買ったんだけど、あげ忘れちゃって」

私「そうなんだ。いやいや、よろこんで頂戴しますよ」

母「よかった。じゃあもらってくれる?」

私「有難う。でもお母さん良かったね。ちゃんとあげることが出来て」

うまい!

 お判りでしょうか?フライにするの「あげる」と「ものをあげる」がかかっているのです。えぇ、こんなのの解説をすればするほど残念な文章になっていきますね。皆様のイラっとした顔が目に浮かぶようです。

 ちなみに、このやり取りをして「俺うまいこと言った」感を出したら、実家の家族全員から冷たい視線、もしくは無視を頂戴しました。

十月の法話会。下の画像をクリック(タップ)していただきますと、配信された動画を見ることが出来ます。ぜひお参りください

-日日慶念寺(ブログ)