昨日は、急遽暇になってしまったので、家族全員で地域の商店街でやっているイベントに行ってきました。
私「今日はおまつりに行こう」
娘「おまつり!やったー!」
ってなもんでしたが、よく考えると娘にとってのおまつりのイメージは、ご近所の、同い年の子どもを持つ家族で行ったお外でのお食事会でした。
家では、大きめのお菓子を引っ張り出してきて「これもってくー」と。今回のは、ちょっと違うかな。あなたは手ぶらでいきましょう。
ともあれ、現場に到着するとそれなりの人出。このイベント今年が初めてではありません。例年はメリーゴーランドが来るなど、それなりの規模です。残念ながら、今年はメリーゴーランドはありませんでしたが、迷路がありました。娘と迷路に入ると、それはもう楽しそうにずんずん進んでいきました。
大人だと、ゴールへ向かって進むぞ!となると思うのですが、娘はただひたすら、気の向くまま、心のときめく方へ歩を進めます。迷うことが楽しい。いや、むしろ迷っているかすらわかっていない。なんだか楽しい。そんな感じです。(なんだか法話につながっていきそうな流れですが、つながりません)
そのあとは風船をもらい、キッチンカーでご飯を買い、お外でごはんを食べて帰りました。お疲れ気味の娘。昼にかけて風がすごく強くなってきました。私が食事を買うためにならんでいると、事件が起きたようです。
油断している娘に襲い来る突然の風、力の抜けた指先。舞い上がる風船。そこにはただ、娘の叫び声だけが響き渡っていた。
後から妻に聞いた話だと、こんな感じの事件です。その後、風に対して警戒心が振り切れた娘。帰り道では風船が飛ばされないように、そして自分が飛ばされないように、お母さんと手をしっかりつなぎ、風船と自分のおさげを握りしめて帰りました。
大丈夫。頭からおさげだけ切り離されて飛んで行ったりはしないよ。
そう呼びかける父の声は、娘の耳には届きませんでした。