オンラインでの儀礼の研修

研修を受ける私

 昨日は朝から一日、オンラインでの儀礼の研修会でした。儀礼を執行するプロフェッショナルとしての意識の高揚や実際の聲明の唱え方、儀礼の所作や鏧(法要などの時に鳴らすおりん)の打ち方など、内容は多岐にわたりました。

 そんな私の様子を隠し撮りしたのがこの写真。

嘘です。

私があらかじめ妻に「ブログに使うから研修を受けている私の写真を撮って」と頼んでおきました。

毎日のネタ探し、結構大変なのです。楽しいんですけどね。

これはお葬儀の際の鏧の打ち方について、講義を受けているところです。

 私は儀礼を学んだり行うことが好きです。学生時代も、浄土真宗の儀礼について研究をしていました。

 しかし、京都を離れて関東に戻ってきて、実務もしながらとなると中々腰を据えて儀礼を学ぶ機会というものがありません。ですので、この研修もとても有意義な時間でした。

 何より、画面の向こうにうつっている場所は、勤式指導所という私が京都にいた最後の一年間に通っていた場所。

 講師は当時教えてくださっていた先生方でした。なんだか懐かしい気持ちになって、当時のことを思い出しました。

「あの頃は、正座の連続で、ひたすら足が痛くて大変だったな」

とか

「この教場で、同期の仲間と一緒にあーでもないこーでもないと言いながら、互いの聲明を研鑽したな」

とか

様々な思い出がよみがえってまいりました。あの頃は楽しかったなぁ。そう思いますが、そのころの自分があるから今の自分があるんですね。

当時の自分がいて、それとは違う今の自分がいるんじゃない。ずっと地続きで今の私につながっているんです。

惜しむらくは

京都にいた時にもっともっと勉強をして、研鑽をしておけばよかった!

ということです。京都には最高の資料と最高の先生方がいて、聞こうと思えばすぐに質問が出来る場所でした。今思うととんでもないところで学べていたんだな。そう思います。

 ともあれ、今の私は今できることを精いっぱいやることが大切。これからも研鑽を積んでいきたいと思います。

2月13日(土) 14時より
オンラインにて涅槃会法話会を行います。下の画像をタッチしてお参りください。

上の画像からYouTubeにとべます

 

-日日慶念寺(ブログ)