3月の掲示 大人げない事は大人にしかできない

 もう今年も3月に入りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。私はここ数日くしゃみ・鼻水・鼻づまりでズビズビしています。花粉症です。

さて、3月の掲示は

大人げない事は大人にしかできない

です。

これは、『トクサツガガガ』というマンガの主人公のセリフを少しだけ変えたものです。マンガ自体を読んだのは数年前。レンタルで読みました。手元にないのが残念。しかし、セリフはとても印象に残っていたので、ずっと心の片隅に残っておりました。

 私も30歳をすぎ、2児の父となりました。「大人になったのかなぁ」そう自問自答することがあります。

 幼いころは、

「何かが劇的に変わって、今と全く違った立派な自分になっている」

大人になることを、そのように考えていたと思います。しかし、今現在の自分からふり返ってみると、本質的には何も変わらないのかな。そう思うことも多いです。昔の私と今の私は地続きです。

 子どもと一緒にふざけていると、

「お父さんまで一緒になってふざけないでよ」

と妻に叱られてしまうこともしばしば。

 ふざけるのは、まぁともかく。大人になると、感情を表に出すことが難しくなります。個人的な悩みを人に相談することもなんだか憚られるような気がします。

「感情を表に出すのは大人げないんじゃないか」

「いい大人なんだから、悩みは自分で何とか解決しなければいけない」

私もそう思ってしまいます。一方、子どもを見ていると感情の大爆発です。

 確かに、全く子どものようにふるまうのは、違うと思います。自分勝手なふるまいばかりしてはいけません。

 しかし、何でもかんでも自分の中で押し殺してしまっていたら、どんどんしんどくなってしまう。

 だから、視点を変えてみる。

「大人げない事は大人にしかできないんだから、たまには大人げない事があってもいいんだ」

 そう思って生活をするようにしています。楽しむこともそう。悲しむこともそう。悩みを打ち明けることもそう。

 本当は、「大人」なんていう存在はいないんです。いるのはひとりひとりの「私」だけ。子の前にあれば私は「親」ですが、親の前にあれば私はいつまでたっても「子」なんです。

 自らが作った「大人」の鎖で自らを締め付けているのが私です。しかし、その一方でそれを取り払ってしまったら何をしでかすかわからないのもまた私。

 泣いたっていい。思いっきり楽しんだっていい。悩んだ時には誰かに相談したらいい。そう思えるよう、少しだけ締め付けを緩めてくれる言葉が、私にとって

大人げない事は大人にしかできない

なのです。

3月13日(土) 14時より
オンラインにて春季彼岸会を行います。下の画像をタッチしてお参りください。

上の画像からYouTubeにとべます

-掲示伝道, 日日慶念寺(ブログ)

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