4月の掲示「『後悔』は次にしないための『反省』にしたらいい」

新年度が始まりましたね。私の姪も今日から高校生になりました。

さて、今月の掲示は

「後悔」は次にしないための「反省」にしたらいい

です。

これは、私が最近読んだせせらぎさんの『旦那が突然死にました。』から引用をさせていただきました。

これは、是非多くの方に読んで頂きたいマンガです。せせらぎさんの苦悩と葛藤。そして、必死に前をむこうとしているすがたが描かれております。

私は、書評などはおこがましくてとてもできませんが、多くの方に手に取っていただきたい本です。一応、Amazonのリンクを貼っておきます。コミックエッセイです。

『旦那が突然死にました。』せせらぎ著 株式会社エムディエヌコーポレーション

 今月の掲示をこの言葉にした理由は。後悔と必死で向き合い、反省に代えて前に進もうというこの言葉にとても強い力を感じたからです。

 私も僧侶として

「もっとこうしてあげればよかった」

と思っている方と向き合う場面に多く出あいます。そんな時に、私達の掛けられる言葉ってなかなかないのです。お経の言葉などからお話することもありました。でもそれはその方にとって「今」じゃないんです。

後悔に押しつぶされてそうになっている時に、周囲から掛けられる言葉って耳に入るものではありません。

だって、自分がそう思っているんだから。

「別の考え方をしなよ」

と言われて

「はい、わかりました」

といえる方がどれほどいるでしょうか。

私に出来るのは、その「後悔」の向きを一緒に考えることだけです。いや、それすらできていないかもしれません。

しかし、「出来ないからしない」では、なんのための僧侶でしょうか。そんな思いをつねに抱えています。

 「後悔」を「反省」に変えて前を向く。言葉で言うほど簡単なものではないということは重々承知しています。しかし、そう思ってもらえるように寄り添っていきたいし、そういった僧侶になりたい。

 大切な方を亡くしておこる感情は、大変なものです。しかし、大変だからこそかけがえのないものなのです。大切だったからこそ自分に起こる大切な思い。決して「後ろ向きだ」と否定したくないのです。

 私がこの言葉を言っても、せせらぎさんの百分の一ほども説得力がないかもしれません。でも、自分なりの言葉で、自分なりの寄り添い方で「後悔を後悔だけで終わらせない。そんな僧侶になりたい」そういった思いから、今月の掲示はこの言葉にいたしました。

これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。
 4月の法話会は、対策を徹底の上、皆様に参拝していただける形式で10日(土)14時から行います。また、配信も致します。オンラインは、下の画像からお参りいただけます。

上の画像からYouTubeにとべます

-掲示伝道, 日日慶念寺(ブログ)

© 2021 浄土真宗本願寺派 川崎多摩布教所慶念寺