寝る前に安易に始めると寝るのがすごく遅くなる

皆様おはようございます。

私は、実は今とても眠いのです。と、申しますのも昨日ちょっと夜更かしをしてしまったから。

実は先日の事

いっけなーい!ちこくちこくー!!

と言いながらバタバタと慌てて準備をしておりました。

ちょっと脚色過多ですが、お参りに行く前に準備をしていたのは事実。(遅刻しそうではありません)

お念珠をもって衣をつけて、家の中を歩いておりました。ドアを開けて部屋を移動したその時

「ブチっ!ジャラジャラジャラー」

お念珠(お数珠)が切れてしまいました。あ、一つ大切なことを申し上げます。お念珠が切れることはまったく不吉なことではありません。お参りに使うお道具も「モノ」です。使っていればくたびれますし、切れることもあります。何なら

そろそろ切れそうだな・・・

と思ったら自分で切ることすらあります。

ともあれ、主に使っているお念珠が切れてしまいました。もちろん予備はあるので問題はありませんが、切れたお念珠が他に2本ほどあったので、まとめて修理をすることに。

私のもつお念珠修理道具です。左が紐で、右が切れたお念珠。修理に使うのは紐とハサミ、テグスの3つです。

本当はもっといろいろな紐が欲しいのですが、紐ばっかりあっても仕方ありませんので一度にたくさん買って、無くなってから買い足しております。ばらばらになったお念珠に紐を通して輪を作ります。

一番大きな珠(親玉と言います)にはTの字に穴がありていてTの両側から紐を入れて、下の穴から2本の紐を出します。ここが一番苦戦をするところです。他にも珠によっては加工の段階で穴が歪んでいて紐が通りにくいものもあります。壊さないように慎重に作業。

ここまで来たら、とりあえず作業工程の半分は終了。所要時間で言ったら3割程度でしょうか。ここからがお念珠修理の醍醐味というか、楽しく、辛く、時間がかかるところです。

紐を編んでいきます。この作業があるから、寝る前にお念珠の修理をしてはいけないのです。

どうしようかなー

と思いながらとりあえずそれぞれ違う編み方をしてみることに。完成したのがコチラ。

右は四角で編んだ後途中から丸く編み、真ん中と左は丸く編む方向を途中で変えて編んでみました。

写真で見ると一瞬ですが、この作業を夢中でしていて、ふと時計を見ると、

あ、いつの間にか日付が変わってから一時間たってる

となってしまいます。2日に分けて編んだのですがどちらも結構な夜更かしになってしまいました。

ちなみに、このお念珠、どれも思い入れのあるお念珠です。

右のお念珠は学生時代に

あまり高価なものを普段から使うのもなぁ

と思い、大学生時代の4年間、日常で使っていたお念珠です。高価なものではないですが大事に使っておりました。

そして、真ん中のお念珠。こちらも学生時代の物。京都にある龍谷大学に入学が決まった際に父が買ってくれたものです。これは学生が持つには少しだけいい物。最初のうちは光沢が無かったのですが、使っているうちに光沢を帯びてきました。木のお念珠はつ買うほどに味が出ます。このお念珠は得度をする前からずっと使っているものです。

そして、左のお念珠は、大学院の恩師から頂いた物です。恩師がインドに行った際に手に入れた球をお念珠に仕立てたもので、学生時代に最後の法話の実習を終えた際に、先生がくださったものです。今、私がメインで使っているのがこちらのお念珠。でもどれも思い入れがある大切なお念珠です。

修理をしながら

このお念珠をもって、こんなことしたなぁ

そんなことを考えながら編んでいると。あっという間に時間が過ぎ去っていくのです。

ちなみに、私は珠の小さい女性用の念珠の修理は出来ませんが、こういった珠の大きなお念珠は修理できますので、もし切れてしまった時にはお気軽にお尋ねください。材料費(200~300円程度)と、少々お時間をいただきますが修理をいたします。(ものによっては穴が小さく対応できない場合もございます)

良いものを大切に使うのはとても良いことです。値段ではありませんが雑に扱わない程度の物を、大切に長く使うのが一番です。

私のおススメは、女性用の珠の小さいのは石のお念珠。男性用の珠の大きいのは木のお念珠です。

男性用の石のお念珠もありますが、珠が重くて紐が切れやすいのです(あくまでも個人的なおススメ)。

でも、木のお念珠は使えば使うほど味が出るのでいいですよ。

是非、大切にできる、気に入ったものを長く使っていただければと思います。

最後に、大切ことなのでもう一度言いますが、

お念珠も「モノ」です。使っていればいつかは切れます。決して不吉だとかよくないことが有るなんてことはありませんので、ご安心ください。

切れたなら、珠をしっかり集めて修理をする。そして長く使っていただければと思います。

 

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8月の法話会

8月の法話会は22日(日)14時からオンラインにて行いました。

8月は新型コロナウイルスの感染対策と熱中症対策の両立が困難であるため、7月の段階でオンラインのみでの開催を決定しておりました。

ですので、久しぶりに字幕を出したりしながらお話をしています。

終了後でも下の画像からお参りできますので、是非お参りくださいませ。

7月の法話会

7月の法話会は、登戸駅近くの「家族葬ホールのぼりと」をお借りして、盂蘭盆会を午前午後にわたりお勤めいたしました。

動画は私の編集の問題で、午後の部はお勤めの説明あり。午前の部はお勤めの説明なしになっております。

お参りしてくださった方も、出来なかった方も、どうぞ改めてお参りくださいますと幸いです。

音が小さすぎる時もありますが、大きすぎて割れる時もあるので

イヤホンでの視聴はお勧めいたしません。ご了承ください。

 

令和3年慶念寺盂蘭盆会午前の部
画像からYouTubeにとべます

https://youtu.be/wAW8WUzKtH4

令和3年慶念寺盂蘭盆会午後の部
画像からYouTubeにとべます

オンライン法話会

これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。

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先日行われた公開講座の動画を申込者限定で公開しております。こちらからご覧ください。

動画の視聴をご希望の方は問い合わせフォームから、「公開講座視聴希望」とご連絡ください。パスワードをお伝えいたします。

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