もう9月ですね。今年も3分の2が過ぎ去ってしまいました。あっという間。おそろしい。
さて、今月の掲示は
「おかげさま お互いさま ありがとう」
です。
私が学生の頃、大阪の先生が
「もうかりまっか?と聞かれたらどう応えますか?」
とお話をしてくれました。
いかがでしょうか?最近はあまり聞かないフレーズですが、私が子どもの頃は時々テレビなどで聞いていたような気がします。
私の頭にパッと浮かんだのは
「ボチボチでんなぁ」
でした。皆さんはいかがでしょうか。
その後先生は
「これはもともと、『おかげさんで』と応えていたんですよ」
と教えてくれました。どうやら、テレビの番組で芸人さんが「ボチボチでんなぁ」と言ったことが定着してしまったそうです。地域によってもともと「おかげさま」と感じていく感覚があったようで、私もそこから「おかげさま」を意識するようになりました、
そんなこんなあって、大人になってから多くの「おかげさま」を感じるようになりました。子ども達と外を歩いていても、
そう思うことも多くあります。
そして、食事を残そうとする子ども達に説明をしている時なども
そんなことを、説明しながら自分が気づくこともしばしばです。
「私がやった」「私が頑張った」
そうやって、自信を持つことも大切だと思います。しかし、「私が」という思いにとらわれてしまうと、いつしか独りよがりになり、知らず知らずのうちに相手を傷つけるようになってしまいます。
そうではなく、沢山の「おかげさま」に育まれ、自分も「お互いさま」と自分も誰かの助けになることが出来る。そう思えることで、見えてくる景色はガラッと変わります。
そして今、私が阿弥陀様の教えにであうことが出来たのも、沢山のご縁に育まれ、先人たちのおかげさまに育まれ、阿弥陀様の「必ず救う」の呼び声に育まれたからこそ、今こうして手を合わせているんです。
「私が頑張った」と思うなかで、おかげさまで今の自分があると気付いた時、周囲の見え方が変わります。
「人に迷惑をかけないように」というよりも、「お互いさま」と助け合った方がいいですよね。
そうして過ごしていく中で「ありがとう」と感謝の思いが湧き上がってくるのだと思います。
「有難う」滅多にない事をさせていただいている。
そう思えることは、何よりも尊いことだと思います。
阿弥陀様に育まれ、沢山のご縁に育まれ、こうして慶念寺のブログをご覧になるご縁でつながれた私たちがいる。
不安ではなく、安心の中で自分以外の力を頼もしく感じることが出来た時、見えてくる世界があるのだと実感しています。
その思いから、今月の掲示を
「おかげさま お互いさま ありがとう」
にいたしました。
8月の法話会
8月21日(日)14時より
定例法話会を行いました!
オンライン配信も下の画像からもお参りできます。ぜひお参りくださいませ。
ただし、参拝いただいた方が中心になるため、配信の形式は変更しております。
動画はアーカイブされますので、後日でも改めてお参りいただけます。是非お時間がある時にリラックスしながらお聴聞ください。
7月のお盆の法要の動画について
7月8月のお盆で何かとあわただしく、現在動画の編集が行えておりません。
8月中には、こちらのページでお知らせする予定ですので、今しばらくお待ちください。
オンライン法話会
これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。
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「火葬だけしたんだけどやっぱりお経をあげて欲しい」「派遣でお坊さん呼んだんだけど、以降連絡が出来ない」
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できる限り丁寧に対応いたします。
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些細なことなどありません。気になることは気兼ねなくお尋ねくださいませ。