12月の掲示「荷を下せない時は 持ち方を変えてみる」

もう12月です。今年も残すところあと1ヶ月です。。。

さて、今月の掲示は

荷を下ろせない時は 持ち方を変えてみる

です。

先日息子を連れてスーパーに行った時に、到着して早々にカートに乗った息子が眠ってしまいました。

首がグワングワン揺れて今にも落っこちそうな息子。危ないので、仕方なく抱っこをして買い物をすることに。。。

これが、試練の始まりでした。カートを押しているとはいえ、片手に息子、片手にカートです。

息子15キロ。初めのうちはどうということは無かったのですが、段々と腕がツラくなってきます。

しかし、カートに乗せ直すことも出来ないし、寝ているので下ろすことも出来ません。

抱っこする腕を変えたり、位置を変えたり、何とか買い物を終えて車に向かいます。

その間、片手には買い物袋、片手に息子です。両手とも息子の抱っこで酷使したのでプルプル。

やっぱり持ち方を変えつつ、車に向かいようやく荷物と息子を降ろすことが出来ました。

そんなことをしながらずっと、

「普段の日々も一緒だな」と思っていました。

私達、物理的じゃなくても沢山の荷を抱えて生きています。責任であったり、使命であったり。それぞれがそれぞれに、その人の荷を抱えて生きているんです。

もしかしたら、その荷に押しつぶされそうになっている人もいるかもしれません。

私も0から慶念寺を始めて、1人で何でもかんでもやろうと焦っていっぱいいっぱいになっていた時期がありました。今も時々あります。

そんな時に、ある方に言われたのが、

「出来るように加減をしたっていいし、全部自分でやらなくてもいいよ」

ということでした。

ハッとしました。下ろしちゃいけないと思っていました。頼っちゃいけないとも。

でも、誰かに一緒に持ってもらったっていいんです。

もちろん、いっしょに持ってくれる誰かがいない時もあるかもしれません。

そんな時は、持ちやすいように、持てるように、一時でも持ち方を変えてみたっていいんです。

私も、持ち方を変えながらなんとかやっています。

そして、下ろせる時が来たら、下ろしたらいいんです。

私も、下ろせる段になったら息子を降ろしましたし。

頑張り過ぎなくていい。これは私のブログでしょっちゅう書いていることですね。でも、大事なことだと思うんです。

実は私、このブログを書いている時に、「助けてください」という、お電話をかけておりました。

自分で頑張り過ぎない、頼れるときは頼ったって良い。そんなことを少しずつ学んでいる私です。

最近、「迷惑を掛けたくない」という言葉をよく聞くようになってきました。

でも、迷惑かどうかは相手が決めること。初めから「これは迷惑だからやめとこう」ではなく、ちょっと聞いてみよう。

そう思いながら、最近は過ごしています。でも、助けてもらえるのが当たり前なのではなく「こうやって声を掛けさせてもらえるだけで有難いことなんだ」という気持ちはずっと持ち続けようと思います。

0から始めた慶念寺。こうやって声を掛けさせていただけるご縁がたまらなく有難く、嬉しいのです。

身の回りのご縁を大切にし、お互い支え合っていきたい。誰かが困っている時は、その荷を一緒にもてるお寺でありたい。

そう思い、今月の掲示を

「荷を下ろせない時は 持ち方を変えてみる」

にいたしました。

 

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