7月の掲示「お日さまを学んでも…」

もう7月ですね。今年も半分が過ぎ去っていきました。

そして、今日は公開講座の日。しかも掲示板の張替えの日でもあります。

だれだ、こんなスケジュールにしたのは。忙しすぎるじゃないか。

あ、私か。

と、言うわけで今月の掲示は

7月の掲示
お日さまを学んでも明るさは変わらない
しかし
見え方は変わる

です。

先日の事、子どもたちとEテレを見ていたら、太陽系のお話をしていました。子どもたちと興味津々で見ていたのですが、その中で太陽について詳しく解説をしてくれていたのです。

太陽の大きさや温度など色々なことを詳しく、そしてわかりやすく解説をしてくれました。

よくよく考えてみると、中高生の時に習ったこともあったような気がしますが、それでもほぼ初耳のようなことも沢山。

お日さまのことを学べてとても楽しかったです。

しかし、お日さまのことを学んだからと言って、学ぶ前より明るく見えるわけではありません。

私が知ったところでお日さまは何も変わらないんです。

しかし、私にとってのお日さまの見え方は変わります。

「今届いている光は約8分前の光だ」とか「あの光の中でも、明るいところと暗いところがあるんだ」

そう思いながらお日さまを見るだけで、なんだか楽しく感じられます。

これは、他のことにも言えますよね。

興味をもって知識を得ると、物の見え方が代わる。

花が好きな人、虫が好きな人、機械が好きな人。

きっと、同じものを見ていても興味がない人とは全然違う見え方をしているのだと思います。

浄土真宗の教えもそうなんです。

浄土真宗の教え、そして阿弥陀如来のお救いは「私たちの知識が多ければ多いほど良い」というものではありません。

学んでいようといなかろうと、皆一様にそのお救いの中にあります。

ですから「私は全然わかっていないから…」なんて自分を卑下することはありません。

ましてやその逆などもっての外です。

しかし、「じゃあ学ばなくてもいいか」というと、そういうわけでもないんです。

沢山聞いて、沢山学ぶと「なぜ、私にこのお救いが向けられたのか」という事がわかります。

すると教えに対しての解像度があがり、より身近に感じていくことが出来るんです。

「どこかの誰かに届いているらしい」が「今、私に届いているお救い」に変わるだけで、日々の安心感や喜びも変わってきます。

是非、自分に届くお救いに目を向けてお聴聞していただければと思います。

 

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7月の法話会

7月の法話会は20日(日)
10時30分・13時から
家族葬ホールのぼりとにて
「慶念寺お盆の合同法要」を行います!

お盆の法要となりますので、過去帖やお位牌などをお持ちいただきましたらご安置してお参りいたします。

特に難しい決まりはありません。喪服を着てこなくても大丈夫です。

手ぶらで、普段着でOKです。もしお持ちでしたら、お念珠と式章をお持ちください。

ご希望の方には、お一人につき1本式章を差し上げます。

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