5月の掲示「人の為は偽になる」「偽」でもいいじゃない「人の為」になるなら

5月の掲示は

です。

人の為と書いて「偽」。これは、私が子どものころからちょくちょく聞いていた言葉です。幼いころは

「なるほどなぁ」

と思っていたのですが「この言葉の本意っていったい何だろう」と思ったのが最近の話。

 私の頭の中に浮かんだのが

  1. 人の為と書いて偽なんだから、私の行いは偽物でしかない→だからやらないじゃあ残念過ぎる
  2. 人の為と書いて偽、だからあまり堂々とするべきではない→うーん、なんかちょっと違う気がする
  3. 人の為と書いて偽、私の行いはどこか限定的な「偽」の行いかもしれないけれども、それを知ったうえで、自分の出来ることをするのがいい

です。いかがでしょうか。こう考えてみると、私の思考回路では「人の為は偽になる」とぱっと聞いても1か2になってしまいます。

 なので、今月の掲示はこの言葉にしました。

 私たちの行える良い事には限りがあります。良かれと思ってやったことで人を傷つけることだってあります。もしかしたら、近しい人が笑顔になっている陰で泣いている人がいるかもしれない。そんなことを思います。

 じゃあ、何もしなくてもいいのか。というと、決してそんなことは無い。

大切なのは

「私の行いはすべてが人の為にはなっていないかもしれない。偽物かもしれない」

そのことを知ったうえで自分に出来る限りのことをすることだと思うのです。こそこそする必要はない。でも、少し慎重になるのは良いことだと思います。

偽物でもいい。手の届く範囲でもいい。そうやって行動をすることはとても大切なことだと思います。私自身そうありたいと思う。

 そんな中で時々は、あくまでも限定的で、ともすれば人を傷つける私の行いをふり返ることはとても大切です。

「あなたの為を思ってやっているんだ」

そうやって、自分の行いを押し付けないためにも「人の為は偽になる」その言葉を心に刻んだうえで、誰かの為に行動をしていきたい。そう思います。

お知らせ

現在、HPの大規模な改修を行っております。それにあたり、表記の乱れやアクセスの不具合が発生する恐れがあります。皆様におかれましては、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

5月の法話会

5月の法話会は、対策を徹底の上、皆様に参拝していただける形式で15日(土)14時から宗祖降誕会を行います。また、配信も致します。オンラインは、下の画像からお参りいただけます。

上の画像よりYouTubeにとべます

オンライン法話会

これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。

公開講座

5月7日(金)に公開講座「歎異抄から学ぶ」を行います

昨年の12月に再開をした公開講座ですが、2月は緊急事態宣言が発出されていたため中止にいたしました。しかしこの度、5月7日(金)に公開講座を再開する運びとなりました。

  • 日 時 令和3年5月7日(金)14時から
  • 場 所 多摩市民館第4会議室(グーグルマップ
  • 講 師 南條 了瑛 師
    築地 法重寺副住職
    元 浄土真宗本願寺派布教専従員
    浄土真宗本願寺派 輔教
  • 定 員 20名(要申込)
  • 参加費 100円(資料代)
  • 申込方法 下記申込書を記入の上FAX(044-819-5538)までご送信下さい。
    申込書はコチラ

公開講座の感染対策に関しては「公開講座の感染対策取組書」をご覧ください。
また「参加が不安で見送りたい」という方には、申込制の限定公開で公開講座の動画を閲覧できるようにいたします。公開講座終了後にご案内申し上げますので、そちらをご利用ください。

公開講座申込フォーム

-掲示伝道, 日日慶念寺(ブログ)