11月の掲示「息を抜くのも呼吸です」

今月の掲示は

息を抜くのも呼吸です

です。

ここ数か月、うまくいかない、でもこのまま立ち止まってもいられない。

そう焦っていることが多くありました。

この感覚はきっと多くの方が抱えたことがあるのではないかと思います。

かくいう私。都市開教で慶念寺を開いてから、ずっと何かに追われているような、焦っているような気持ちでおりました。

そんな中で多くの方に言われたのが

「適度に人に頼れるようになってようやく一人前」

と言うことです。何でもかんでも「自分でやろう」そう思っていた私には、最初は理解できませんでした。

しかし、色々とやるようになって何でもかんでも自分でやろうとすると中途半端になってしまうし、どんどん余裕が無くなってしまいます。

何でもかんでも自分でやろうとするのはかえって無責任なのです。

でも、わかっていても視野はどんどん狭くなり、焦りが押し寄せてきます。

それが私達なんです。

かくいう私も、息を抜くのが苦手です。

どこかで「休んじゃいけないんじゃないか」「頼っちゃいけないんじゃないか」「迷惑をかけたくない」そう思っている自分がいます。

でも

休んでいいんです。頼っていいんです。

息を抜くことに罪悪感なんて感じることはありません。

そして、「迷惑をかけたくない」と言う言葉。これ、親しい人に言われたら寂しいです。

「おかげさま」「おたがいさま」と寄り添い合いたいです。

息を抜くことに罪悪感を覚えない。そんな日々を送りたいし、多くの方に送ってほしい。

もちろん、そうはいかない現実もあるでしょう。

でも、息を抜くのも呼吸です。

一度立ち止まって、物事を見た時に見えるものもきっとあります。

休める時はしっかりと休みましょう。

そして、誰かに息抜きが必要だと感じたのなら、そっと寄り添ってあげたい。

そう思い、今月の掲示を

「息を抜くのも呼吸です」

にいたしました。

 

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11月の法話会

11月13日(土)10時・14時より
オンライン、無参拝にて「宗祖報恩講ならびに開所記念法要」を行います。

今年の「宗祖報恩講ならびに開所記念法要」は、「オンラインだからできること」をテーマに行います。

法話は住職だけでなく、公開講座でお世話になっている南條了瑛先生や伊東の寶專寺の遠山泰範先生。そして、慶念寺と同じ布教所として活動している方々にお話を頂きます。

その他、『御伝鈔』の拝読や『御俗姓』の拝読なども行います。

皆様のお参り心よりお待ちしております。

この度の法要は一定期間を過ぎると公開を終了いたします。しかし、別の形で配信をする予定でおりますので、是非そちらもご覧ください。

オンライン法話会

これまでの法話会。メニューのオンライン法話会から、お参りいただけます。時間がなかったという方。ぜひお手すきの時にでもお参りください。

公開講座の動画限定公開中(パスワード保護されています)

先日行われた公開講座の動画を申込者限定で公開しております。こちらからご覧ください。

動画の視聴をご希望の方は問い合わせフォームから、「公開講座視聴希望」とご連絡ください。パスワードをお伝えいたします。

ご法事やお葬儀のご相談はお気軽に

慶念寺とゆかりがない方でも、ご法事やお葬儀のご相談はお気軽になさってください。

「火葬だけしたんだけどやっぱりお経をあげて欲しい」「派遣でお坊さん呼んだんだけど、以降連絡が出来ない」

そんなご相談も承ります。もちろん、その他のご相談もお気軽にお尋ねください。相談のみでも大丈夫です。

できる限り丁寧に対応いたします。

「ご法事についてのご相談」

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の問い合わせフォームからでも結構ですし、お電話でのご相談も承ります。直接いらっしゃる場合は一度ご連絡ください。

些細なことなどありません。気になることはお気軽に。

 

-掲示伝道, 日日慶念寺(ブログ)