妙延寺の永代経法要

昨日は、麻生区多摩美にある、妙延寺様の永代経法要に出講してきました。

永代経というのは、永代読経の略で、「永代にわたってお経が勤まるように。教えが伝わっていくように」との思いで行う法要です。未来に向けた法要と言えます。

今回は、「よろこび」そして「よろこびのあらわれ」について、お話をしてまいりました。

法要自体は、まんえん防止対策重点措置が出ていることを鑑み、寺族と総代さんのみで勤めることにしたそうですが、後ほど妙延寺様のHPにて、法要の様子を動画で撮影したものを公開するそうです。ぜひ、お参りいただければと思います。

妙延寺様の法要で、ここでしかお参りできない魅力的なポイントがございます。それは、寺族4人の僧侶からなるお勤め。皆様家族ですから声がとてもきれいに揃います。複雑な旋律のお勤めをしなくても厚みのある読経により、なんとも言えない魅力的な宗教的空間が生まれます。

そして、副住職とその双子の弟が勤める聲明。2人で勤めているのに1人の声にしか聞こえないような、しかし、間違いなく2人でお勤めをしている。どちらも浄土真宗本願寺派の「特別法務員」という聲明のプロフェッショナルです。息もぴったり声もぴったり旋律も完璧。他では味わえない魅力的な聲明です。

最後にもう一つ。バイオリンで歌う仏教讃歌です。CDなどの音源で歌う。ピアノやオルガンで歌う。そういったお寺は多くあると思いますが、バイオリンで歌うのは私は妙延寺様以外で見たことがありません。

副住職の双子の弟さんと、その下の弟さんの演奏で仏教讃歌を味わいました。

バイオリンで歌う仏教讃歌

そして、その後が私のお取次ぎの時間です。皆様とともに、阿弥陀様のお救い。そしてお救いの中にあるよろこびについて、ご一緒にお聞かせいただきました。

工夫を凝らしてこの状況下でも法要を勤め、総代さんとともに教えを伝えひろめていこうという妙延寺様のすがたに、私もまた力を頂きました。

最後にもう一つ私の写真。

2年前の今頃は、こんな状況になるなんて想像だにしておりませんでした。しかし、現状として今の状況があるわけです。ならば、今の状況の中において出来ることをやっていこう。変わらないものを変わらず伝えひろめていくために、私たちはどんどん変化を続けていこう。そんなことを思った永代経法要の出講でした。

尊いご縁を頂戴致しました。

 

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